最近、夜中にふと洗面所の電気をつけると、床の上を銀色の小さな影が横切ることがあり、その正体が気になって仕方ありませんでした。調べてみると、それはシミという名前の虫だそうで、三億年も前から地球にいる大先輩なのだとか。そんな由緒正しき生き物が、いったいどこから私の平穏なマンションの一室に迷い込んだのか、今日はその疑問を自分なりに整理してみたいと思います。まず、真っ先に疑ったのは窓です。でも、私はかなり神経質な方で、網戸は常に閉めているし、隙間もないはず。それでも彼らはやってきます。どうやら、シミは窓から堂々と入るよりも、もっと卑怯な、あるいは賢い方法を使っているようです。例えば、壁の中を通っている水道管や電気の線の通り道。人間の目には見えないけれど、壁と床の境目にはほんのわずかな隙間があって、彼らはそこを自分たちの専用道路にしているみたいです。隣の部屋や、もしかしたら一階の植え込みから、コツコツと階段を登るようにやってきたのかもしれません。それから、もう一つの意外な「どこから」は、私が大好きなネットショッピングの箱でした。届いたばかりの段ボールに、実はシミの卵が張り付いていたなんて、想像しただけでゾッとします。でも、よく考えれば段ボールのあの隙間、シミにとっては最高のマンションですよね。温かくて暗くて、しかも接着剤というおまけの食事までついているんですから。彼らにとって段ボールは、一等地の移動手段だったわけです。さらに、毎週末に通っている図書館の本も、実はシミの隠れ家になっていることがあると聞いて驚きました。誰かが家で読んだ本の中に潜み、図書館の棚を介して、私の家へと冒険にやってくる。そう考えると、シミは意外とアクティブな旅人なのかもしれません。結局、シミがどこから来るのかという答えは、一つではなく、私たちの暮らしのあらゆる接点に潜んでいるということになります。侵入を完璧に防ぐのは難しいけれど、彼らが苦手な「乾燥」と「清潔」を心がけることで、私の部屋が彼らにとっての「不快な目的地」になればいいなと思っています。今日からは、届いた段ボールを玄関で即座にバイバイすることから始めます。小さな銀色の影に怯えるのはもう終わり。知識という武器を手に入れた今、私の部屋の主権をしっかり守り抜こうと思います。